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フォトコンテスト

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フォトコンテスト
公開日:2017/01/30

ボケフォトコンテスト 入賞作品・全6点

CAMERA fan編集部
ボケフォトコンテスト 入賞&入選作品 発表!

CAMERA fan、フォトテクニックデジタル、ボケフォトファンによるコラボ企画「ボケフォトコンテスト」に多数のご応募ありがとうございました! 厳正なる審査の結果、総数3 ,288作品の中から、ボケフォト賞をはじめ、各賞の受賞作が決定しました!すべての入賞作品と入選作品をご紹介いたします。
☆入選作品ページもご覧ください。→こちらから

【審査員総評】


ボケフォトファン代表 堤 一夫
ボケ味を楽しみ、ボケそのものが主役となるボケフォトという新しいカテゴリー。現実を切り取るだけの写真ではなく、自分の感性で現実の世界をボケによる幻想世界へと変容させているクリエイティブな写真のみを選びました。ボケフォト賞の水上氏はティルトを活かした画面全面のボケが主役でありながら、一羽のカモメによって想像力が広がり、ボケフォトの写真表現としての可能性を感じさせてくれる作品でした。



写真家 澤村 徹
ボケはカメラに目覚めるキッカケだ。背景をぼかしたい。キラキラと輝く玉ボケを写したい。そのために機材や撮影シーンを選び、カメラの面白さに目覚めていく。今回のコンテストで、どれだけの人がボケの楽しさに目覚めただろう。応募作品の中に初々しい写真を見つける度、このコンテストが人々の写真ライフに貢献できたことを実感した。撮る楽しみと見る感動、双方をボケフォトから感じてもらえれば幸甚である。



フォトテクニックデジタル編集長 藤井貴城
実際に見ることのできないボケを作品たらしめるには、作者の強烈なイマジネーションが必要だ。つまり、ボケフォト求道者はロマンチストでなければならない。最終選考に残った作品は、いずれも作者が耽溺した世界観や空気感に、見る者が瞬時に引き込まれてしまうものばかり。ともすれば、古くさく思われがちなボケ表現に、ロマンチストたちの新たな砦が築かれているのを目の当たりにできたのは、大きな収穫だ。

【ボケフォトコンテスト 入賞作品 全6点】


◇ボケフォト賞

タイトル:『踊る光』
水上輝夫さん
SONY α7R Nikon Ai 50 F1.2S
F1.2 1/8000 色温度 4178 K ISO 100

選評:日差しが海一面に反射する様を、無数の玉ボケで表現した作品だ。玉ボケと逆アオリという技法が、この光景を目にした時の感動を見事に再現している。大判プリントしてこのシーンに包まれてみたい。(澤村徹)

副賞:SIGMA 30mmF1.4 DC HSM | Art キヤノンEFマウント
協賛:シグマ



◇へんたいボケ賞


タイトル:『その先へ』
岡部光男さん
OLYMPUS E-M1 Meyer-Optik Trioplan 100mm F2.8
F2.8 1/400 自動 200

イキ過ぎたボケを楽しんでる変態ぶりが粋ですね。前ボケ後ボケが混然一体となり、ボケを駆使して抽象画的異次元世界へ行ったきり帰ってこない。ボケフォトにイキ過ぎはありませんので変態は最高の褒め言葉です。(堤一夫)
副賞:OLYMPUS M.ZUIKO ED 60mm F2.8 Macro
協賛:オリンパス




◇ボケフォトファン賞

タイトル:『煙になったカップ』
Tsutomu TOYAMAさん
Nikon D800E Nikon ニコン AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED V
F4 1/40 電球 3200

選評:何が被写体かは二の次で、ひたすらボケの美しさ、面白さだけに没頭する根っからのボケフォト好きが撮った写真の代表です。このボケの元はなんだろう? と思わず想像力が膨らむ素敵な一枚です。(堤一夫)
副賞:Nikon AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G
協賛:ニコンイメージングジャパン



◇フォトテクニックデジタル賞


タイトル:『輝き』
Tomo☆さん モデル:Arly
SONY α7II  Nikon Ai NIKKOR 105mm F1.8S
F1.8 1/1000 オート 100 

選評: 前ボケ、中景のボケ、遠景の大きなボケ、木漏れ日の玉ボケと、“ボケ倒した”作品だが、モデルの表情や佇まい、逆光の眩しさとソフトフォーカスの柔らかな描写も加わり、美しい作品として描ききっている。(藤井貴城)
副賞:Kenko・Tokina ミラーレンズ400mm F8 キヤノンEF
協賛:ケンコー・トキナー


◇フォトテクニックデジタル賞


『光のあやとり』
サトシさん モデル:つぼみ
Canon EOS 6D  EF50mmF1.8II
F1.8 1/60 AWB 1000

選評: この作品もタイトルを見れば、「ああなるほど」となるわけだが、それを見る前に、まず絵面のインパクトにやられた。女性ならではの曲線を描く手首や指、そこから零れ落ちそうな玉ボケ。実に機知に富んだ作品だ。(藤井貴城)
副賞:Canon EF50mm F1.4 USM
協賛:キヤノンマーケティングジャパン


◇CAMERA fan 賞


タイトル:『SOLID STATE SURVIVOR』
haru__qさん
SONY α7 Leica Summar F2
F2 1/80 AUTO 100

選評: ボケフォトは柔和な作風に偏りがちだが、そうした中、あえて有刺鉄線という無機質を被写体に選んだセンスが光る。そこに歪曲する玉ボケの列が重なり、見る者の心をざわつかせる。揺さぶりのかけ方がうまい作品だ。(澤村徹)
副賞:Tamron SP 35mm F/1.8 キヤノンEFマウント
協賛:タムロン




【写真展情報】

ボケフォトコンテスト入賞&入選作写真展

入賞&入選33作品が一堂に会す写真展が東京・銀座「カフェバー&アートペース 銀座REVERSE(リバース)」で開催されます。

■2017年2月6日(月)〜11日(土)
■14時〜20時
■カフェバー&アートペース 銀座REVERSE
■協賛 PICTORICO


入選作品も合わせてご覧ください→こちらから

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