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オレたち、かめらふぁん!

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オレたち、かめらふぁん!
CAMERA fanを運営する玄光社スタッフブログです。
カメラと写真を楽しむネタをご紹介していきます。
公開日:2021/08/04

ハンドメイド パラコード・カメラストラップの作り方!

Camera Fan編集部


カメラファン・スタッフのチワワです。唐突ですが、みなさんカメラのストラップは、どのようなものをお使いですか?最近では、お洒落でカラフルな製品も販売されていますが、これまで私は、気に入るものがありませんでした。
「形は良いけど、色がイマイチ」
「色は良いけど長さがイマイチ」
などと、イマイチ感を感じていました。

そんなときに出会ったのが、パラコードを使ったハンドメイドクラフト、パラコードアクセサリーでした。自分の好きな色のパラコードでカメラストラップを作ってみたら、世界で一つの手放せないお気に入りアイテムになったのです。


本記事では、そんなパラコードクラフトにどっぷりハマった私が、パラコードでカメラストラップを作る方法をご紹介します。
*記事の最後の解説動画を載せています。



パラコードってなに?



パラシュートコードの略で、もともとパラシュート部隊の隊員が、パラシュートに使用する「紐」を使って、様々な編み物を作ることから始まったようです。パラシュートで使用するくらいですから、強度があります。
パラコードの中身は、複数のナイロン製の芯で構成されています。これによって、1本のコードで、約90キロ〜250kgの荷重に耐えることができます、すごい!

今では、様々な編み方が開発され、さらにそれらを使って色々な形のアクセサリーを作れって楽しめます。キャンプ好きの方が、アウトドアグッズに使用されていることも多いようです。パラコードは、カラフルなものも多く販売されており、自分好みのカラーリングを選んで、アクセサリーを作れることも楽しみのひとつです。

パラコードは、アウトドアショップや、ネットショップで購入することができます。価格は、30mで1,000円〜1,500円くらいなので、1m=35円〜50円くらい。長さが短い商品ほど割高です。今回作る全長80cmのストラップは、コードを約9m使用しますから、315〜450円で作ることができます。




パラコードには、いくつかの太さがあります。写真上から、太さ2mm 3芯、3mm 5芯、4mm 9芯。見た目の太さだけでなく強度=耐荷重が異なります。耐荷重は、製品によって異なりますが、写真の2mm 3芯で耐荷重90kg。4mm 9芯で、 耐荷重280kgです。



今回は、4mm 9芯の太目でスパルタンなパラコードを使います。


パラコード・ストラップの材料と道具


全長93cm(パラコード部分:80cm+アンカーリンクス部分:6.5cm×2個)のストラップを作ります。80cmのストラップを編むために、9m×1本のパラコードを用意します。道具は、切れ味の良いハサミとターボライターです。



ストラップの先に付ける取付金具は、Peak designのアンカーリンクスを使用します。アンカーリンクスが優れているのは、ワンタッチでストラップの着脱ができること。1本のストラップを簡単に他のカメラに付け替えることができます。アンカーリンクス自体の耐荷重も90kg以上なので、安心感があります。もちろんアンカーリンクスではなく、三角リングや丸リングを使用してもよいでしょう。


左のパーツにパラコードを結びつけます。右のパーツは、カメラ側に取り付けます。



9mのパラコードを中央で半分に折り、アンカーリンクスに通します。




芯となる2本に束ねたパラコードを80cmのところで折返し、もうひとつのアンカーリンクスに通します。この80cmという長さがストラップの仕上がりサイズになります。


両端はこのようになります。


写真下のアンカーリンクスが、コードの編み始めになります。
 

パラコードの基本的な結び方 平結び



【ステップ1】それでは編み始めます。右のコードで、2本の芯の上を跨ぎます。





つづけて、左のコードを芯の下に通して、右のコードと芯の間に通して上に持ち上げます。


左右のコードを引っ張って締めます


ここが始点になるので、しっかり締めます


【ステップ2】今度は、先とは逆の方向に編んでいきます。左のコードで芯の上を跨ぎます。さらに、右のコードで左のコードの上を跨いて、芯の下を通して、上に持ち上げて輪っかを通します。



引っ張る前の状態です。1つ目のステップとは、左右逆になっています。


左右のコードを引っ張って締めます。


ステップ1と2を繰り返して編んでいきます。


ひたすら編みます。編んでいるとき無心になれます。それはもうまるで禅の世界です。


時折、上の始点のほうに、ギュッと詰めて締めながら、繰り返し編んでいきます


やっと半分まで編み終わりました。最後まで編んでいきます。


アンカーリンクスまでたどり着きました。左右のコードを強く引っ張って締めてから、ギリギリのところをハサミでカットします。


コードを切った状態


カットしたコードの先を、ターボライターで「焼き止め」します。パラコードは、熱すると溶けて、冷めると固まる性質があるので、焼き止めすることで、緩んだり、抜けることを防ぎます。作業時は、火傷に注意してください。
 

パラコード・カメラストラップ完成!


4mmパラコードのストラップが完成しました。中型のミラーレス一眼カメラから一眼レフカメラに似合う太さです。

今回はカモフラ1色でつくりましたが、平結びは、少し編み方を変えるだけで、2色で編むこともできます。自分の好きな色のパラコードで、世界に一つの自分だけのストラップをつくってみてはいかがでしょうか。



協力:銀一株式会社
Peak design アンカーリンクス


 

<カメラファンがオススメする書籍>

 
IDEA of Photography 撮影アイデアの極意」南雲暁彦・著


「個性あふれる"私らしい"写真を撮る方法」野寺治孝・著

これからフィルムカメラをはじめたい人のためのガイドブック

フィルムカメラ・スタートブック」大村祐里子・著
 
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