20th Century America
公開日:2022/10/12
1994〜1998年 ケープコッド
Photo & Text 野寺治孝
コンタックスT2 38mm F2.8 絞り優先AE フジクローム・プロビア100アメリカのケープコッドは多くの人にとって馴染みの薄い場所だと思います。マサチューセッツ州ボストンの東側にある、腕を曲げたような形をしている半島の突端にあります。
アメリカ人の写真家ジョール・メイロウィッツ(Joel Meyerowitz)がそこで撮った『ア・サーズ・デイ』の写真展を東京で観た瞬間に「私の目指す写真はこれだ」と直感しました。運命の出会いと言ってもいいと思います。遠い異国で撮られた写真なのに私の住む浦安の、昔の懐かしい匂いを感じました。
ボストンから友人のポンコツ車に乗ってケープコッドに向かいました。フェリーでも3時間ほどで行けます。
私には目的がありました。それはメイロウィッツ氏に会うことです。しかし彼の住所も知りませんし、何も情報はありません。小さな町ですから行けば何とかなるだろうと楽天的に思っていました。
ラッキーなことに宿が彼の家のすぐ近くで、メイロウィッツ氏にお会いすることが出来ました。たくさんのアドバイスを頂きましたが、その中でも「被写体を見た時にハッと心がときめくだろう。そのときめきがなくなったら写真家を辞める時だ」は私の座右の銘です。キッチンの写真は彼の家で撮った、思い出深いものです。
ケープコッドは小さな町なので、中心部だけなら歩いて撮れます。ただ少し離れた場所にきれいなビーチがありますから車があった方がいいと思います。
私は1週間ほど滞在しましたが最低でも1泊はしてください。出来れば2,3泊して欲しい。夕暮れ時と早朝が実にフォトジェニックな時間なのです。
ボストンから近いので夏は避暑地になり大勢の人々でごった返します。私は5月と9月に訪れましたがシーズンオフで人も少なくて落ち着いた雰囲気でした。シーフードが美味しいレストランも多かったので、ぜひ訪れてみてください。コンタックスT2 38mm F2.8 絞り優先AE フジクローム・プロビア100ハッセルブラッド500C/M DistagonT-CF50mm F4 フジクローム・ベルビア50コンタックスT2 38mm F2.8 絞り優先AE フジクローム・プロビア100ハッセルブラッド500C/M DistagonT-CF50mm F4 フジクローム・ベルビア50ハッセルブラッド500C/M DistagonT-CF50mm F4 フジクローム・ベルビア50コンタックスT2 38mm F2.8 絞り優先AE フジクローム・プロビア100
コンタックスT2 38mm F2.8 絞り優先AE フジクローム・プロビア100
ハッセルブラッド500C/M DistagonT-CF50mm F4 フジクローム・ベルビア50<野寺治孝の使用カメラ>コンタックスT2
ハッセルブラッド 500C/M
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