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ニュース&トピックス
公開日:2016/05/20

【イベントレポート】イルコ&才王ストロボセミナー@東京・夢の島公園

photo+text=フォトテクニックデジタル編集部


4/28に夢の島公園で行われたイルコ&才王セミナーにお邪魔してきました。このセミナーは、ストロビストとしてTwitterやFacebookを中心に大人気のイルコさんと才王さんからストロボ撮影のノウハウを学べるリアルイベント。4/5の長崎開催を皮切りに、西日本を北上しながら各地を回り、12回目となるこの東京セミナーで最終回を迎えました。


座学でレクチャーするイルコさんと才王さん。2人とも関西人なので30秒に1回ぐらいのタイミングでボケが入り、和気あいあいとした雰囲気でロケーション選びやストロボアクセサリーについての解説が進みます(※ブラックユーモア連発だったのでボケの内容はあえて伏せておきます)。


セミナー限定のレジュメがこちら。中身は極秘ですが、ストロボ光を正面からの光、サイドからのエッジ出しの光、背後からの光、背景を照らす光の4つのレイヤーに分類した解説など見どころ満載です。


お二人が最近愛用しているというlolipodというスタンド。国内ではまだ入手困難ですが、超軽量で使いやすいので、イルコさんが持っている1台を現場で取り合っているそうです。



2時間に及ぶ座学の後は、外で実践撮影がスタート。あいにくの雨でしたが、なぜか講師のイルコさんはニヤニヤしています。イルコチームと才王チームに分かれてレクチャー開始です。



イルコチームは雨の逆光ポートレートにチャレンジ。ニヤニヤの理由はこれでした。斜め前からの1灯+背後からの1灯で雨を輝かせます。デモンストレーションの後は、同じシチュエーションで参加者が順次撮影していきます。



イルコさんの雨を使った作品がこちら。斜め前のストロボがモデルを、モデルの背後のストロボが雨を照らしています。(モデル:稲葉マリ)




才王チームはバレエのダンスをクリップオンストロボの瞬間光で写し止めます。背景が明るく、手前が落ちている場所を選ぶのがポイントなのだとか。セッティングは左右から被写体を挟み込むクロスライティングです。エクストリームな動作を撮る時は、被写体の顔が必ずカメラ側を向くわけではありません。そこで、左右からの光を当てることで、ほとんどの動作に対応することができます。




才王さんの作品その1。一瞬の動作をクロスライティングで捉えています。絞りはなんと開放F1.2! クリップオンストロボの光が硬いので、擬似的にもう少し絞っているように見えています。(モデル:岡部舞)




才王さんの作品その2。1/5秒のスローシャッターの間にカメラを回転させることで、被写体をストロボ光で止めつつ、背景に動きを作っています。(モデル:岡部舞)




講習は辺りが真っ暗になるまで続きました。みなさん余裕が出てきたので、メインの撮影者のストロボ光をスローシャッターで同調させる「もらいシンクロ」に興じていました(笑)。



イルコチームはさらに遅い時間まで残っていました。私は別件のためここで失礼させていただきましたが、このあと、教室に戻ってレタッチの講座があり、終了後には懇親会と続いた模様。全セミナーともに、予定時間に終了したことは一度もなかったそうです。平日開催でしたが、この充実ぶりなら予定をこじ開けてでも参加してみたいですね。東日本編をやるかどうかは現在検討中とのことなので、お楽しみに!




講師のお二人が参加されているストロボ解説mook
「ポートレート・ライティングの超絶レシピ」も絶賛発売中です。
B5判 128ページ
定価:本体2,000円+税
ISBN978-4-7683-0719-9
http://www.genkosha.co.jp/gmook/?p=10369

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